現役の大工が作業服を洗濯する際の注意点と対処方法を教える

当方現役の大工なのですが、皆さんご存知の通り、所謂「3K」に分類される仕事でして、仕事終わりの作業着がなかなかに汚い。
もちろん季節や作業内容にもよりますが、まぁ平均して毎日汚いし、そして匂いもヒドいもんです。

それを毎日洗濯しなきゃいけない妻の立場になって考えてみると頭の上がらない思いですが、とはいえ洗わないことには作業着が溜まる一方で不衛生なので、毎日欠かさず綺麗サッパリ洗濯してくれています。
感謝感謝。

しかし、仕事終わりの作業着を何も手を加えずに洗濯機の中に放り込むと厄介なことになります。
疲れきった頭と体ではどうにも気が回らず、妻の雷が落ちてきたことも一度や二度ではございません。

ヒドい汚れの作業着をそのまま洗濯機に入れ、他の衣服と一緒に洗濯するとどうなってしまうのか。

職人を支える奥様方ならご存知かと思いますが、ここは一つ、現役の大工である私が、その失敗談と対処法について語らせていただきたいと思います。

「オガクズまみれの作業着をそのまま洗濯機に入れた失敗」

オガクズとは、わかりやすく言えば「細かい木屑」のことです。

大工という職業は木を加工して家を作り上げる仕事ですので、丸ノコなどを用いて木材を切る際にはどうしても「オガクズ」にまみれてしまうものでして、それは職務を遂行する上では避けて通れない道なのです。

建築が生業の方々はその風貌からガサツに見えてしまうことも多々あるとは思いますが、建築物に携わるという職業柄、ああ見えて神経質でキレイ好きな方も多く、現場を退勤する際にはエアーガンなどで作業着に付着した汚れを落としていく人がほとんどだと思います。

しかしそういった方々ばかりではなく、私のようなプライベートがガサツな人間は疲れているとそういった処置をせずに帰宅してしまい、そのままの汚れを洗濯機に入れてしまう失態も時にはあるのです。

さて、オガクズまみれの作業服を他の衣服と一緒に洗濯するとどうなるでしょうか。

答えは簡単。

お察しの通り、「他の衣服もオガクズだらけ」になってしまいます。

せっかく洗濯したのに「オガクズという汚れ」は消えてないのですから、これには妻が怒るのも無理はありません。
洗濯機の種類や性能にもよるのかと思いますが、我が家に限ってはオガクズという、比較的大きい個体の汚れは流しきることはできないのです。
落としきれない細かい木屑は洗濯機内で撹拌され、他の作業着以外の衣服にもまとわりついて出てきます。

「オガクズまみれの作業着を洗濯する前に」

対処法はいたって簡単。
先にも述べたように、洗濯機に入れる前にある程度落としておくだけでいいのです。

そのオガクズまみれに汚れた作業着を着ていた本人が現場を出るときに強力なエアーガンで払い落として帰宅するのがベストですが、その処置を忘れてしまった場合は、玄関先や庭などで、布団たたきで叩いてオガクズを叩き落としましょう。

物理的にオガクズの量を減らしておけば、目に見えないホコリ汚れは洗濯機に任せてOKです。

「油で汚れた作業着を洗濯機に入れる前に」

大工職だとあまりないかもしれませんが、とはいえ稀に油汚れが作業着に付着することもあります。
もちろん、これも直に洗濯機に入れたら怒られるので注意が必要です。

あまりにも油汚れがヒドい場合は、ホームセンターなどに「作業着専用強力洗剤」なる商品が売っているので、お風呂場などで一晩「付け置き洗い」をすると、格段に違った結果になります。

とにもかくにも「洗濯機に入れる前に下処理をする」というのが大事な行程ですので、もしコレをお読みになっている現職の職人さん、もしくは職人の奥様、どちらでも構いませんので、面倒だとは思いますが、他の衣服と一緒に洗濯する前に、ひどく汚れた作業着には一手間加えていただければと思います。

私も職人として当事者ですので、妻の雷が落ちないよう、なるべく現場で処理をしてからの帰宅を心がけたいと思う次第であります。