2種類の作業服を通して汚れを気にせずに作業する事が大事と学んだ

作業着と言えば、工事現場で働く男性用の「ツナギ」と呼ばれる服を真っ先に思い出します。

学生時代に一人暮らしをしていた頃、住んで居たマンション周辺で一斉に新しいマンションやアパート、分譲住宅が建設されて行き、先に土地を購入して置いてから後で自分の希望で自由に設計出来る注文住宅を建てる人も少数派では有りましたが居ました。

其の頃は、いつも周囲で建設作業員の男性がお昼頃になると工事現場の近くに在るコンビニ迄昼食を皆で買いに来るので、その時にいつも作業服を見ていました。皆、カーキかベージュ色の作業服を着て居る人が殆どで、バイクや自転車店の従業員の人が着るツナギは、レッドやブルー等のビビッドカラーが大半を占めていたのに対して、建設工事現場で働く人のツナギの色は地味に統一されていると感じていました。会社で決まっているのではないかと今では思っています。それと、コンビニで作業員の方に会った時に一番気になったのは、作業服の汚れでした。

ペンキのグリーン、レッド、ブルー、ホワイト等の色が付いたままで、お弁当や菓子パン、ペットボトルのお茶や缶コーヒーを購入している姿を見た時は「ペンキって、どうやって作業服から色を落とすのかな?」と疑問に思っていました。中には、髪の毛に迄ペンキが付いていたり、履いている長靴にもペンキと泥が付着していて、「工事現場の作業服は、服が駄目になっても良い様に作られてあるし、長靴を履くのも、足の周りを汚さない様にする為なのだなぁ。」と思いました。

クラスメイト達と昼食時にファッション雑誌を持ち寄り、回し読みしては「この服、可愛いね!このモデルさんの履いているパンプスも今時だし。」等と、お洒落が一番気になる年頃であった当時の私達は、仕事に依って着る服が違う事に対して余り気に留めていませんでした。しかし、建設作業員の男性達が夕方遅く迄工事現場で働いている姿を見た時は、「こんなに夜遅く迄作業されて、凄いなぁ。」と感心していました。

 

私が通っていた学校では、給食の時間に必ずその週の「給食当番」が、皆のお昼御飯の準備をする事になっていました。その時に着用していたのが、白い割烹着の給食白衣で、帽子もセットになった物を着用する事が学校全体で義務付けられていました。
そして、40人前後居る生徒達の中で6班のグループ分けがして有り、ローテーションで給食当番の係りになるのです。一番作業服が苦しいと思ったのは、御飯をお皿に盛り付ける係りになった時です。割烹着の腕の部分のサイズが合わずに、突っ張った状態になる為、非常に狭いと感じた事が何度も有りました。それと、帽子もセットなので髪の毛が給食の中に入らない様に纏めて帽子の中に入れ込むのです。
マスクだけは自分で持参した物を着用する事になっていました。そして、この給食着で一番困ったのが食べ物の汚れです。
カレーは特に、白い給食着に付いたまま取れないのです。それと、醤油やオイスターソースも付いた後には取れなかった記憶が有ります。給食着は、土曜日の給食が無い日に、各自給食袋に入れて自宅で洗濯して、月曜日に学校に持って来る事になっていました。
日頃から「染みが付いたらその時に拭き取っておきなさい。」と、母から言われていました。只でさえ目立つホワイトの綿100%の生地に香辛料が付着すると、中々一週間後に染みを取ろうとしても、取れない場合が多かったからです。其処で、携帯用のテッシュペーパーを教室の外側に設置してある共同の洗面所で水道水に浸して軽く絞り、染みの部分を拭いて、割烹着に付いた染みはその日の内になるべく落とす様にしていました。今でも其の頃の習慣が自然と身に付いていて、衣類に付いた染みは直ぐに落とす為に、現在では染み抜き洗剤を使用しています。
給食の作業着ですが、私達は背中の部分が三段に分かれた紐を背後で結ぶタイプの物でしたが、前にボタンが有るタイプの物も有ったそうです。個人的には、前でボタンをはめる方が安全性も有り、着脱し易いので其方の方が良かったと今でも思っています。